革 犬 首輪

というのは、身を斬るような寒い日だったのに、革は革 犬 首輪を著ないで、それを肩へ投げかけていたからである。シャツの袖もまくし上げてあって、日に焦やけた腕は肱のところまでむき出しになっていた。それから、頭にも、レザー自身のくるくると縮れている短い黒っぽい髪の毛より他ほかには、何もかぶっていなかった。革は総体に浅黒い男で、感じのいい眼をしており、その眼と眼との間にはかなり大胆な豪放さがあった。概して愛嬌のよさそうな男であるが、執念深そうでもある。明かに強い決意と頑固な意思とを持った男だ。右側にも左側にも深淵のある隘路を駈け降りて来る時には出くわしたくない男である。

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